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京劇の基礎知識 3.京劇のお約束カンタン解説 台詞 韻を踏む中国独特の「韻白」、北京語の「京白」がある。韻白と京白が混ざったのを「韻京白」という。一般に、「韻白」は身分、地位が高いもの、「京白」は庶民などが使う。 京劇は地方劇のイイトコ取りという過程で成り立ってきたが、セリフも然り。聴き心地の良さ、わかりやすさとイイトコ取りで成り立っていった。中国語はもともと音楽性が高い言語であるが、韻白はさらに芝居の重要かつ基本となる表現のひとつとして独特の音楽性とリズムがある。 衣装 京劇の舞台衣装全般(服、頭に被るもの、靴)は中国の封建社会をベースにして、人物の身分、地位、年齢などの特徴を表している。特徴としては時代、季節を問わない象徴的なものである。 使われる色彩において黄、赤、緑、白、黒を「上五色」(正五色)、紫、青、ピンク、薄緑、茶を「下五色」(副色)と言う。実際にはこれ限りではないが、この十色が特に人物の身分、地位、年齢などが明確に表され、人物の性格も際立たせるものである。 生地は緞子などを使い、金、銀の糸で龍や鳳凰、動物、魚、虫、花、雲、水、吉祥紋様などの刺繍が施されている。デザインは人物の性格を象徴的に示す重要な要素となっており、人物の地位や身分を表すものでもある。 関連ページ→[舞台人物と衣装ファイル 目次] メイク [俊扮] 生 文=眉間を半円に描く。武=眉間を矢じり型に描く。ベースはオレンジに近い肌色。目元と眉間をオレンジ系にする。老け役は顔色も目元もすべて薄くする。 旦 額、鼻筋、顎のTゾーンは真っ白にする。ベースはピンク。目元は赤系。年少なほど、花旦などは濃いめの赤にする。 関連ページ→[コラム―実践篇 女性役のヘアメイク] [臉譜] 花臉 原色でケバケバシイ顔全体に色を施したメイク。色にはそれぞれ意味がある。赤=忠義、黒=実直、青=勇猛、緑=義侠、黄=乱暴、白=腹黒、金、銀=神仙など。 丑 顔全体より小さく鼻を中心に白色に塗る。文丑は豆腐や元宝(昔のお金)、武丑は棗とカタチはバリエーションがあって異なる。 関連ページ→[コラム―臉譜図鑑 「三国志」の登場人物たち その男、包拯 「西遊記」の登場人物たち][ギャラリー 目次] 流派 役者が代々同じ名前を継いでいくといった慣習はなく、それぞれの強力な個性と芸の力で芸風を確立していく一世一代芸である。その芸風を弟子や門下生が学んで引き継いでいく。複数の師から学んで芸の幅を広げていく才能豊かな役者もいる。 |
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2002/09/01