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臉譜は時代や地域、演目、演じる俳優によって異なっています。ここでは「ギャラリー」コーナーで紹介している京劇臉譜画・京劇「西遊記」の登場人物たちにある臉譜について触れてみます。
コラム―臉譜図鑑
「西遊記」の登場人物たち
日本でも超おなじみ。
天宮で大暴れして捕まり、「八卦炉」にほおりこまれた後なので目の周りの色は金色で塗られているいわゆる「火眼金睛(かがんきんせい)」(=邪悪を見抜く眼力)です。ちなみにその前の目の周りの色はというと、他のサルたち同様、ピンク色です。帽子にある模様は、サルの毛並みを表しています。行当(役柄)からいうと、武生、武丑が演じます。
沙悟浄(さごじょう)
これは三蔵の弟子になった後の顔です。「お坊さん」の基本的メイクで、「水滸伝」に登場する英雄であり破戒僧である魯智深もこんな顔をしてます。
猪八戒(ちょはっかい)
なんともインパクトのある顔。実際に舞台でよく見かける八戒は、ホンモノのブタよろしく前に突き出た鼻に耳をつけた姿です。
托塔天・李靖(りせい)
孫悟空が天宮で大暴れをする「閙天宮」で、征伐部隊の司令官として貫禄たっぷり、その名の通り手に金塔を持って登場します。
太上老君(たいじょうろうくん)
道教の教祖。額には陰陽の模様。孫悟空がほおりこまれた「八卦炉」は、仙人には欠かせない丹薬をつくるためのもの。
二郎神・楊jin[晋+戈](ようせん)
二郎神といえば三つ目。顔が黄金ピカピカで圧倒的存在感。李靖の息子・ナタと共にクールに戦います。
巨霊神(きょれいしん)
とくに目をひく面白い顔。京劇「閙天宮」では両手に錘を持って巨体を震わせながら孫悟空を捕らえようとしますが・・・実にコミカルです。
北斗七星(ほくとしちせい)
二十八宿のひとつ。
南斗六星(なんとろくせい)
仏猿(ぶつえん)
実際の舞台では見たことがないです。孫悟空が昇天して仏になった後の顔だそうです。
青龍(せいりゅう)
白虎とふたりセットで孫悟空を追いますが軽くあしらわれてしまいます。
「西遊記」は三蔵法師一行がインドへ取経の旅に行くという物語。それはインドから伝わった仏教と中国の民間信仰が融和したパワー溢れる世界です。みなさん神通力を持った方々なので、それを表す意味の「金色」がどこかしこ入っている豪華なお顔。さらに、個性がさまざまな色彩やカタチで表されていて面白いです。そんな神様たちがどんどん出てきて、バンバン立ち回りが繰り広げられる孫悟空モノの芝居はとにかく見ていて楽しいです。
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2003/01/23