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コラム―トピックス 名舞台を残す―中国京劇音配像シリーズ 京胡の音色、曲牌「小開門」にのって始まる「中国京劇音配像国粹」と言うものが中央電視台の戯曲チャンネルで放送されています。一時は本当に盛んに放送されて、テレビをつければ大抵ソレ、再放送も幾度と知れず、という状態でした。他の総合チャンネルや国際チャンネルでも時々見られます。 これは芝居好きの共産党幹部・李瑞環が名優・張君秋をメインの芸術顧問に迎えて開始したプロジェクトです。1950年から60年代中頃、名優たちが綺羅星の如く舞台を彩っていた頃の残っている録音に、現代の俳優がそれに合わせて演じて残そうというものです。その資料的価値は高いです。 1995年から始まって、張君秋がなくなった後も引き続き作られて最近やっと全部が出来たらしいです。同じ演目でも演じる俳優や演じた時などによって異なるものなので、同じ演目がいくつもあるがすべて俳優の顔ぶれが違う、と言う調子で数は100を超えています。 大抵は録音されている役者の流派を継いでいる現在の役者が演じます。それもひとりとは限りません。前掲の張君秋はまさにこの黄金期を彩った俳優のひとり、男旦です。彼が演じている録音には王蓉蓉、張萍、董翠na[口+那]と今まさに活躍している張派の役者たちが当てています。 また、演技を当てるのは流派の伝承者ではなく、そのひと本人がやっていることも多いです。昔の自分の声に合わせて自らが演技をする、というのも何やら珍妙な感じもします。より当時をリアルに、と言っても必然的にご本人はすでにご高齢・・・「綺麗なほうがいいよ。映像となれば尚ビジュアルが大切なんだから」という外野の意見も多々聞きました。 テレビはお手軽に見られるので、視聴者の間では一時期話題になりました。新聞では視聴者から投票で「ベスト俳優賞」を決めたり、視聴者からの反響や意見もとり上げていました。「台詞も唱詞もすべて字幕をつけるべきだ!」(字幕は唱詞だけというものが多い)という意見や、「秦香蓮(京劇「秦香蓮」の主人公)は食う物にも困りに困って上京して貧乏極まわりないのに、派手な指輪をしているのはオカシイ!」といった粗捜し、というか注意もありました。 大体がVCDになって店頭で売られています。発売当初は一枚30元、つまり一通り芝居で三枚組なら90元といった感じで高額でしたが、今は一枚8元から10元と約三分の一の価格で以前より安くなっています。 VCDとは? |
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2002/09/01